都市なんて、デザインできるのだろうか・・・・・・
私が学生の時であるが、コルビジェがデザインしたインドの都市を訪れた。
そこで、ひとりのアーキテクトが、 都市をまるごとデザインするということが誤りであることを悟った。
理想をかかげてデザインをされた計画であるが、
完成後、かなりの年月を経ても現実のニーズに合わないその都市は、すでに荒んでいた。
その対極にあるのが、「建築をデザインしないで都市をデザインする」という都市づくりの考え方である。
デザインガイドラインによる都市のデザインであり、ヨーロッパ的な都市作りの考え方とも言えよう。
長い年月をかけて、多くの人の新たな思いが都市作りの歴史の流れに組み込まれる。
都市を形成する、立地、歴史、文化といった多様な要素との関連づけを行うためには、一定の調和を保ちながら
多様性を 許容するシステムの導入が必要である。
ヨコハマポートサイドでは、そのような願いを込めて、デザインガイドラインによるまちづくりがすすめられた。
三層構成のスカイライン
色彩ガイドラインの検討
デザインガイドラインによる都市づくりの試み 都市工房