みなさんは、水琴窟(すいきんくつ)をご存じですか?
都会のビルのアトリウムに、水琴窟の調べをながしてみました。
それまで、殺伐としていた都会の空間が、
ゆらぎのある水琴窟の音色がかすかに流れるだけで、ずいぶんと変わるものです。
都市の「メディア」とは、このように、
都市空間を、空間そのものをメディアとしてメッセージを伝えること、
メディアというとき、いかに狭い意味の情報に限定されていることでしょう。
より、体と心をひろげて、外に出てみましょう。
一番すばらしいのは、大自然です。
そこにはあらゆる音、風、香りなどがあり、環境を作っています。
それに比べて、都会の騒音などが、ひとの感性を閉ざしてしまっています。
人のイマジネーションをひろげるような、都会の感性を取り戻したいものです。
水琴窟の制作と、キャロットタワーアトリウム空間での音とオブジェのインスタレーション
2001年の堀内ゼミでの取り組みです。
企画: 生活工房 協力: 日本水琴窟フォーラム