クールシェア in 日本橋

昨今の「酷暑」状態から、街に来た人の熱中症対策が求められています。来街者の暑熱対策をねらったクールシェアのモデル事業として、2018年7月26日から8月9日まで(2年後の東京オリンピック開催期間を想定)「クールシェア in 日本橋」が開催されました。このモデル事業では、期間限定とはいえ、メガバンクの支店、郵便局といった施設で、接客空間やロビーをクールシェアスポットとして開放するという画期的な社会実験が行われました。 実施時には既存のクールシェアスポット(ゆっくりとした時間を過ごせる)との混乱が一部で生じました。そこで、熱中症予防のための「短時間の利用」を想定した「ひと涼みスポット」を導入することになりました。 記録映像をご覧ください。Youtube ←クリック…

GREEN LINK:涼しい歩行者ルートの提案

国道、都道、区道といった、公共施設の各管理主体がそれぞれ実施している暑熱対策を連携させ、民間の敷地内の対応によるクールシェアスポットも活用し、涼しく安全に歩ける歩行者ルートを連続させる。 連続した木陰を提供するほか、一定距離以内に、一休みできるスポットを設置する。 そのようなスポットは、シェアマップを使えばすぐに見つけることができる。…

POPS

POPS: Privately Owned Public Space とは、オフィスビルなどの民間施設が提供する、一般に開かれた広場などであり、その発祥はニューヨークである。最初は彫刻が設置される程度であったが、ベンチや椅子、木陰があるポケットパークが生み出された。そして、対象が屋内空間にも拡げられ、夏は冷房が効き、冬は暖房された空間は、市民や観光客が一息つける憩いの場となっている。宅地内なので、その維持管理はビルオーナーの負担である。ニューヨークの中心部には数多く存在し、ニューヨーク都市計画局はオンラインでPOPSを検索できる地図を公開している。ニューヨーク都市計画局のオンラインマップ(緑色の項目に絞ると、POPSが表示される) 日本でもニューヨークに倣って導入された「公開空地」であるが、ニューヨークが日本と違うのは、その使い道についてガイドラインがあり、用途や維持管理についてもチェック…

日比谷シャンテ広場(旧)

1987年に完成した日比谷シャンテ ”合歓の広場” は、堀内が独立して最初に手がけた公共の作品である。ここには木陰のベンチ、せせらぎ、カフェがあり、だれでもが一息つけるポケットパークである。カフェの建物は、あまり自己主張せずに、都市に溶け込むようにデザインされた。このような公開空地(POPS)が東京にも増えることを期待しているが、2018年に”日比谷ゴジラスクエア”となり、残念なことに様変わりしてしまった。ここに記録として紹介したい。…

東京なごみマップ

2002年に雑誌 BE-PAL 編集部 と協働し作った、東京なごみマップ。 じつは、シェアマップの原点はここにあります。 そのきっかけは、堀内がニューヨークから持ち帰った小さな一冊の本、『new york’s 50 best places to find peace and quiet』(ニューヨークで平穏で心静かな気持になれる50の場所)。 書店のレジ脇の手に取りやすいところにありました。いわゆる観光ガイドでなく、商業施設は一切無し。 ニューヨークでリラックスできる、どちらかという隠れ家的な場所を著者の視点で選び、紹介した本です。 東京なごみマップは、グループに分かれて自転車で取材しましたが、この展開が「東京自転車グリーンマップ」の原点となりました。「シェアマップ」はクールシェアの展開など、その目的が多様化していますが、ぜひこの原点を大切にしたいと考えています。 小学館 BE…

ヨコハマポートサイドの都市デザイン

1987年頃から、私が最初に本格的に取り組んだ都市デザインが「ヨコハマポートサイド地区」です。私が留学していたイエール大学に臨時講師として来た都市デザイナー ジョナサンバーネット(Jonathan Barnett)の「建築をデザインしないで都市をデザインする」という話に感動したことが、この原点にあります。ニューヨークの都市デザインのゾーニングの歴史の紹介に始まり、当時建設中だった Battery Park City の都市デザインの具体について知りました。それは「都市デザインガイドライン」による、建築計画の誘導手法です。 ニューヨーク都市計画局の立役者の Richard Weinstein がイエール大の先輩だということを知り、迷い無く彼が働いた建築家 Edward Larrabee Barnes の事務所にポートフォリオを持って就職申し込みをしたところ、採用していただき、2年間の充実した…